啓発グループ活動報告
母子手帳プロジェクト
日本の母子健康手帳には、多言語環境の子どものことばの発達や子育ての言語に関する記載がありません。そこで、このグループは母子健康手帳やその外国語/日本語併記版にどのような記載があるとよいか、議論を重ねました。そして保育や発達心理学、応用言語学などの専門家の意見も聞きながら、厚生労働省に向けて提言書を書いています。2021年度は、この提言書をさらに練ったうえで、関係行政省庁に届ける予定です。
活動報告
2018年度
「母子健康手帳のプロジェクト」BMCN広報グループ
2019年度a
「母子健康手帳プロジェクト-構想について」 BMCN広報グループ 母子健康手帳
プロジェクトチーム
2019年度b
「母子健康手帳プロジェクトの構想-グローバル社会における子どもの健全な言語発達のために-」 BMCN広報グループ 母子健康手帳プロジェクトチーム
啓発パンフレット作成プロジェクト
2017年に啓発パンフレット「子育てのことばー児童館から見えたこと」(西方2020)を著者の西方氏と啓発グループとの協働で試作しました。2018年からは、家庭のバイリンガル子育てのあり方を対象別(保護者・保育者・教育者)に示すマトリックスを作成、それをもとに母語の重要性を伝える第二のパンフレットを試作しました。今後もこれを指針に「啓発パンフレット作成」に取り組みます。
活動報告
2018年度
「広報グループの取組-啓発パンフレットについて-」 BM子どもネット研究会広報グループ(末永麻子 鈴木庸子 拝野寿美子 服部珠予 森典子 柳瀬千恵美)(「啓発パンフレットの構想のマトリックス」を掲載)
2020年度
「自信のある言葉で子育てをー母語の重要性を親や保育者に伝えるための
パンフレット」 試作版
パンフレット (PDF 863KB A4サイズ20ページ。小冊子で印刷し、二つ折でご利用ください)
参考文献
西方郁子 2020「子育てのことばー児童館から見えたこと」咲間まり子監修
『保育者のための外国人保護者支援の本』(pp.12-15) かもがわ出版